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損害賠償額を計算するときの基準

損害賠償額を計算するときの基準

人身事故の損害賠償額を計算するときは、数え切れないほど頻繁に発生する交通事故に対応するため、個々の事故について個別に一から考えるのではなく、定型化された基準に当てはめて算定していく事になります。

算定基準には、自賠責保険基準、任意保険基準、弁護士会基準などがあります。

  1. 自賠責保険基準
  2. 任意保険基準
  3. 弁護士会基準

自賠責保険基準は、自賠責保険の損害額計算時の基準となり、任意保険基準は、任意保険で損害額を算定する時の基準となりますが、これらについては各保険会社で個別の支払基準を設けています。

弁護士会基準は、示談交渉などの際に弁護士が代理人となっている場合に使われる基準で、前述の自賠責・任意保険基準よりも損害額の計算上は有利になっています。その理由は、物価の変動などの経済的要因が考慮されている、過去の判例に基づいている点などがあげられます。

事故の示談交渉を保険会社の担当者同士で行う場合は、通常、自賠責保険基準や任意保険基準が使われます。つまり、金額面で不利となる基準を採用して賠償額が決まっていきますので、被害者自身が弁護士会基準のように有利な基準を採用するよう求めていくことが可能になっています。

それでは、それぞれの基準を簡単に確認してみます。

自賠責基準は、自賠責保険での損害額を算出する際に、損害保険料率算出機構が使用する基準です。支払基準は、ケガの場合120万円、後遺障害の場合は最高3,000万円、介護を要する後遺障害の場合は最高4,000万円、死亡の場合は最高3,000万円となります。

任意保険基準は、人身事故で保険金を支払う時に保険会社が使用する基準ですが、保険の自由化以後は個々の保険会社が個別に支払基準を設けています。

弁護士会基準は、前述のように物価の変動が考慮されていたりと被害者にとって金額的に有利に働くような基準で、一般的には、日弁連交通事故相談センターによる基準が広く使われています。

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