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「 交通事故の損害 」 一覧

同乗者(被害者)の賠償金が好意同乗で減額される場合

2014/12/15 | 交通事故の損害

 車に一緒に乗っている同乗者も、事故に遭ってしまえば被害者となります。被害に遭えば、当然ですが損害賠償を受ける事ができます。

しかし、同乗していた被害者に落ち度がある場合には、全損害が減額されてしまう場合や、慰謝料のみ減額される場合があります。これを「好意同乗」の減額と言います。

好意同乗という言葉は、聞きなれない言葉ですから、初めて聞いたという人もいるでしょう。意味は、運転者の好意によって、または無償で他人を車に同乗させる事を言います。無償同乗と表現されることもあります。

よく普段から行われている行為ですが、好意同乗していただけでは、減額事由には該当しません。同乗者が事故を起こす状況を作り出した場合や、事故を起こす可能性が高いと知りながら同乗した場合は、被害者である同乗者の損害賠償額が減額される事があります。

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交通事故の損益相殺の対象になるもの・ならないもの

2014/12/14 | 交通事故の損害

 任意保険から支払われる保険金は、被害者自身にも過失がある場合は減額される事があります。これを過失相殺と言いますが、この過失相殺以外でも保険金が減額される「損益相殺」というものがあります。

損益相殺は、交通事故の被害者が加害者から損害賠償を受取る際、その事故を原因として何らかの利益を受けた場合に、その利益額を損害額から減額する事をいいます。

たとえば、事故により被害者が入退院を繰り返し60日間休業したとします。被害者が休業1日につき1万円の保険金を受け取れる「所得補償保険」に加入していたので、この保険から60万円の保険金を受取ったとした場合

損害賠償額-受取済みの所得補償保険金60万円=受取る損害賠償額

となり、受取済みの保険金60万円分が差し引かれる事になります。

この何らかの利益には、労災の保険金など損害額から控除されるものと、香典などの損害額から差し引かれないものとに分類されています。

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物損事故では自賠責保険は使えない

2014/08/27 | 交通事故の損害

 事故で車が壊れたり、建物や道路標識、ガードレールなどが壊れただけのような事故を物損事故と言いますが、この物損事故の場合は、自賠責保険では補償されません。また、慰謝料を請求することも認められません。

事故で長年乗っている愛車が壊れ、精神的な苦痛を被ったとしても慰謝料を請求する事はできないと言う事です。

自賠責保険の場合は、補償の対象が人身事故の場合のみですから、いくら被害の大きな事故であっても、物損事故の場合には自賠責から保険金が支払われることはありません。

最近では、物損事故でも高額な賠償請求が認められていますから、もし自賠責保険のみで任意保険に加入していなければ、その全額が自己負担となってしまい、とても個人では負担しきれないのが現実ですから、任意保険には必ず加入しておくと良いでしょう。

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死亡事故の慰謝料:自賠責では慰謝料も含めて最大3000万円まで

2014/08/26 | 交通事故の損害

 交通事故で被害者が死亡した場合は、被害者本人と被害者の遺族の慰謝料を損害賠償として請求できます。損害賠償額は3,000万円までは自賠責保険から、3,000万円を超える損害は任意保険から支払われます。

自賠責保険から支払われる保険金は、逸失利益・慰謝料・葬祭費などがありますが、その中の慰謝料の基準は以下の通りです。

「自賠責保険の基準」

  • 被害者本人の慰謝料:
    350万円
  • 被害者遺族の慰謝料:
    慰謝料を請求できるのは、被害者の配偶者・子供・父母などで、請求した人が1名の場合は550万円、2名の場合は650万円、3名以上の場合は750万円となっています。また、被害者に被扶養者がいる場合は、その額に200万円を上乗せします。
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慰謝料が認められるのは人身事故の場合だけ

2014/08/25 | 交通事故の損害

 交通事故によりゲガをしたり死亡した場合には、被害者や被害者の家族が精神的・肉体的に被った苦痛にたいして「慰謝料」を加害者に対して請求する事ができます。

ただし、慰謝料を請求できるのは、ケガ・死亡・後遺障害などの人身事故に対してのみで、車が壊れたと言うような物損事故の場合では請求することはできません。

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死亡による逸失利益:主婦・子供・学生の場合

2014/08/23 | 交通事故の損害

 交通事故により死亡した場合の逸失利益は、給与所得者と事業所得者以外の人は賃金センサスの平均賃金を基礎にして算出します。

主婦などの家事従事者や、事故に遭った時に収入のない子供や学生、現在は無職の人なども全て原則として賃金センサスの平均賃金を用いる事になります。

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死亡による逸失利益の算出は職業によって異なる

2014/08/22 | 交通事故の損害

 事故によって被害者が死亡した場合の逸失利益を計算する際は、給与所得者、事業所得者、家事労働者、幼児・学生・無職者によって基礎収入が異なっていますので、それぞれの職業に応じて算出しなければいけません。

原則、給与所得者と事業所得者以外の人は「賃金センサス」の平均賃金を基礎として算出します。

職業区分 逸失利益算出の基礎収入
給与所得者 事故に遭う前の給与などの収入額
事業所得者 自営業者、自由業者、商工鉱業・農林水産業などの事業で収入を得ている人は、事故前の確定申告の所得額
家事従事者 賃金センサスの平均賃金
幼児・学生・無職者 賃金センサスの平均賃金

参考)賃金センサスを基に計算する:無職・専業主婦・未就労者

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